キトルは、貧しい毒親の元で7年間を過ごし、明日には奴隷として売られる事が決まっていた。
しかしそんなキトルに突然、大山さくらとして生きた前世の記憶が蘇る。
キトルが混乱する中、頭の中に「緑の手」という転生スキルを授かったと響く声。
使い方もわからない力をどう使うべきか迷う中、彼女はこの世界がゆるやかに枯れていっていることを知る。
そして、世界を救えるのは緑の手を持った、緑の使徒と呼ばれるキトルだけだという事を。
こんなのさぁ、やるしかないじゃん?
やらなきゃご飯も食べられないんでしょ?
仕方ないから、やってあげるよ。
「平和に世界を救ってやろうじゃないの」
キトルの冒険が、世界を豊かにしていく。