母と二人暮らしで親戚付き合いもない毎日。夏休みのある日、母が職場で倒れて意識不明となる。病院で初めて祖母に会い戸惑うも、祖母が住む岡山県に母を転院させることになり僕も東京から岡山に引っ越すことになった。岡山駅で在来線に乗り換える際、母が保管していた古い回数券を使ったことで、どうやら僕は三十年前の倉敷にタイムスリップしてしまったらしい。
祖母と母が暮らす家に泊めてもらい、十歳の母と生活するうちに、両親の離婚によって母が深く傷ついていることを知る。
幼い母との会話によって、自分自身を振り返りつつ母を知っていく物語。
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