与謝野晶子が「ダンジョン道」を創設して100年。ダンジョンが女子スポーツの花形として、オリンピック競技にまで隆盛した現代。
わたし――火ノ坂朱莉(ほのさか
あかり)は、中学時代に「赤鬼」と恐れられた過去を捨て、遠く神奈川の高校に進学した。そこでは暴力を封印して精一杯の乙女キャラを演じることを誓う。
しかし、チンピラに絡まれる片想いの男子を目撃し、一度は封印した拳を解禁。チンピラを蹴散らした勢いにまかせて告白したら、彼は悲鳴を上げて逃げていった。なんでやねん。
さらにその噂が広まったことで、どの部活からも入部を拒否され、クラスチャットからも追放され、暗黒ぼっちの高校生活が約束されてしまった。
……どうしてこうなった?
「あの! よかったら! ダンジョン部! 入りませんか!」
絶望するわたしに唯一声をかけてくれたのは、ダンジョン部の切光桐子(きりみつ
とうこ)先輩。一も二もなく入部を承知するが、連れられたのは校舎裏。練習用のダンジョンは手作りのダンボール製。どうやら部室が不良グループに占拠されていて、使えないらしい。
ダンボールダンジョンを壊しに来た不良のリーダー、鬼嶋虹心(きじま
にこ)をダンジョン勝負で返り討ちにし、部室を取り戻したわたしたちは、全国大会を目指して心機一転、ダンジョン道に邁進していく!
――これはダンジョン道を通じて、火ノ坂朱莉という一人の乙女が輝いていく成長物語――
になったらいいなあ。
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