底辺Jリーガーの主人公、鳴瀬神児は引退した翌日、小学6年生だった14年前の世界にタイムスリップした。たび重なる怪我が原因で引退することとなったJ3のサッカー選手、鳴瀬神児。彼は2022年4月1日、親友の北里司と二人、地元のスポーツバーでささやかな引退パーティーをしていた。ちょうどその時、テレビではカタールワールドカップの抽選会が……日本がグループEを引き当てた時、神児は思った。「もし司が代表にいたらドイツもスペインも怖くなんかなかった」と。 実は司は将来を嘱望された天才サッカー少年だった。だが司が15歳の時、試合中に負った怪我が原因で二度とサッカーができない体になってしまったのだ。神児の願いはたった一つ。彼のサッカー人生において唯一の相棒、北里司ともう一度一緒にサッカーをすることだった。神児は過去に遡り今度こそ司の怪我を防ぐことを決心する。人生やり直し青春サッカー小説「フットボールのギフト」開演です。ワールドカップに向けて、鳴瀬神児と北里司の挑戦が始まります。尚、こちらの小説は「カクヨム」にも転載しております。
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