幽霊を食べ、その記憶を追体験する事で自分のものにすることのできる能力を持つ17歳の高校生、篠崎翔子。
翔子は山奥にある何も無いながらも平和な村で平穏な毎日を送っていた。
そんな彼女の暮らしている葦野雁村で、ある日、外国人観光客が殺害される事件が起きる。
はすな様と呼ばれている幽霊の少女に請われ、殺人現場に向かった翔子はそこで、観光客の惨殺死体とその幽霊を見つけるのだが……。
それはとある一族の系譜のはじまりに端を発する、村を破滅に導く大きな事件の序章に過ぎなかった。
※この作品はフィクションです。実在の人物・地名・組織・団体・事件・出来事等とは一切関係ありません。