1615年、大坂の陣。戦乱が終わり、行き場を失った十万の浪人たち。
彼らの不満を逸らすため、家康が下した決断は「南洋の開拓」だった。
史実の鎖国とは真逆の「管理された拡張主義」へと舵を切った日本は、密かにオーストラリアやニュージーランド、太平洋の島々を飲み込み、巨大な「南洋経済圏」を築き上げる。
南洋からの無尽蔵の資源。早期に達成された産業革命。
蒸気船とガトリング砲を自力で作り上げる東洋の魔物に対し、大英帝国は恐れを抱きつつも同盟を求め、ロシア帝国は凍てつくシベリアから羨望の目を向ける。
やがて時代は帝国主義へ。
旧幕府から脱皮し、強固な中央集権システム「日本帝国政府」を樹立した日本は、アジアを喰い物にしようとする欧米列強と、時に手を結び、時に鉄と血で圧倒していく。
北の巨熊・ロシア、世界の真ん中を自称する中華、
そしてその先で待ち受けるのは、太平洋の覇権を懸けた超大国・アメリカ合衆国との最終決戦。
これは、島国だった日本が世界の海を統べ、絶対的な平和と新秩序『Pax
Japonica(パックス・ジャポニカ)』を築き上げるまでの、三百年にわたる興亡の記録である。
※25話まではストックを用意してます。ストックなくなるまでは1日2話投稿の予定です。6:30、18:30の予定です。