『普通じゃない者同士が合わさった時、それは最強に変わる』
時間を止めたり、物を浮かせたり、透明になったり、催眠や暗示をかけたり⋯⋯生まれた時から俺にはその能力が使えた。誰もが一度はなりたいと思う、超能力者に俺はなっていた。
その能力を生かして、人類最強の冒険者パーティに居たこともあった。しかし素の戦闘力が低さを超能力でカバーしていただけで、相手との力の差が広がり過ぎると相手に全く超能力が使えなくなり、俺はついに冒険者パーティを追い出されてしまった。
超能力さえ無ければ親に気味悪がられて捨てられず、平凡に日常を過ごせたと思うと、自分の能力が嫌になってくる。
冒険者パーティを追い出され、行き場を失った俺は、どこかの金持ちの使用人募集の貼り紙だった。
パーティ仲間の家事は全部俺がやっていて、手慣れていたので、募集先に尋ねてみると⋯⋯
⋯⋯⋯⋯そこにいたのは数日前に冒険者パーティで敵対していた魔王(美少女)だった。
魔王が俺好みの美少女だったが、その生活は堕落を極めていた。使用人として俺が、なんとか魔王に真っ当な生活をさせようとするが中々上手くいかない。
魔王と超能力者、普通じゃない二人が織りなす日常は果たして、どんなものになるのだろうか?
2024年11月18日 20000PV達成!
5000ユニーク達成!
ありがとうございます、現在第4章執筆中ですので引き続きよろしくお願いします