「人って死ぬんだな」――それが、私の最初の感想だった。
駅のホームで電車に突き飛ばされた女子高生・五色七色(ごしき
どれみ)が、気づくと二つの太陽が輝く異世界の森に転移していた。
言葉も通じず途方に暮れる中、街道で出会った冒険者パーティーに保護されたのも束の間、魔狼の群れに襲われて、瀕死の重体に。
そんな彼女を救ったのは、見た目は十歳の美少年、中身は七千歳を超える吸血鬼の始祖・堤門統(つつみかど
すばる)だった。
吸血鬼の肉体と、なぜか豊富な転生経験(自覚なし)を手に入れた七色は、最強で生意気な「保護者」と共に旅に出る。