魔女ドラヴェナにかけられた呪いにより、私は二十歳の誕生日を迎える一秒前に命を落とすことが決まっていた。
死んだ回数は九回。百八十年分の記憶を持っている。
呪いが解ける条件は『真実の愛』を見つけること──。
けれど、私が親しくなれそうな幼馴染みや婚約者は、みな妹や誰かに奪われていた。
自分に魅力がないことくらい、自分が一番よくわかっている。
いつの間にか、愛を探すことよりも楽に生きることを目的に転生を繰り返していた。
十回目の私の名前はエリスティア・オッペンハイム。
三人の義兄に溺愛されている。
二歳で王太子の婚約者になったものの、結局は王太子も今までの異性と変わらなかった。
それなら、もういいや。王都を離れてのんびり暮らそう!
田舎生活、三十日目。うまく逃げたはずなのに、なぜか王太子が追いかけてきて──!?
全50話予定で現在、執筆中です。
4月中に完結予定です。