他人の嘘や建前が「不快な匂い」として嗅ぎ分けられてしまう特異体質を持つ高校生、神崎
慧。
香水で武装するギャルや、小悪魔を演じる後輩――嘘にまみれた外界に疲弊する彼は、その絶対的なプロファイリング能力で彼女たちの見栄や隠し事を至近距離で暴き、次々とポンコツ化させていく。
そんな慧にとって唯一の救いは、幼馴染・真白
澄が用意してくれる「心地よい匂いの空間」だけ。
しかし、慧は気づいていなかった。
彼女の完璧すぎる世話焼きが、過酷な外の世界から彼をただ守り抜きたいと願う、純度100%の「重すぎる愛情」であることに――。