星神の加護により国の未来を予知し導く、星守によって守られる国・晶華。
星守見習いの蝋梅は、仲間にも恵まれ、順調に修行を重ねていた。何かと気にかけてくれる第二王子・望のことは大切に思いつつも、婚約者と目される相手の存在や、生涯を星読みに捧げるしきたりの前に、一歩引いて接している。
そんな時突如、宮殿を星守でも予知できない災いが襲いかかる。兵や女官が悉く何者かに魅了術をかけられ、仕事が手につかなくなってしまったのだ。望の依頼で蝋梅は彼と共にその原因をつきとめるべく宮殿へと向かう。
そこにいたのは絶世の美男子で、美女で、そして猫⁈