――世界が終わるのに、兵器はいらなかった。
今から約100年前。突如として現れた異形の魔物〈アンヴァー〉に対し、人類の科学は無力だった。核兵器すら効かぬ絶望を救ったのは、異次元の力「魔法」を行使する少女たちだった。
それから時は流れ、現代。
魔法少女は「奇跡」ではなく、「公務員」になっていた。
世界政府直属〈魔法科〉。選ばれた少女たちは政府の管理下で、日々の平和を守る仕事に従事している。
そんな中、とある不運な男子高校生・辰宮才牙(たつみや
さいが)は、助けたキノコ妖精に懐かれ、無理やり契約させられてしまう。
「頼む! 先っちょ! 先っちょだけでええから!」
「ふざけんな! 俺は男だ!」
抵抗も虚しく、才牙は銀髪の美幼女に変身。しかも、使える魔法は「うっっっっすいバリア」だけ!?
だが、そのバリアは核攻撃すら無効化する最強の盾だった。
中身は地元最強の喧嘩屋(ヤンキー)。外見は儚げな美幼女。
政府に属さない違法魔法少女【放浪者(ノーマッド)】となった才牙は、元の身体に戻るため、極薄バリアを拳に纏って異次元の怪物を殴り倒す!