建国歴元年。バルバリア島南東部の、長い間放棄されていた廃都市にて、盛大な戴冠式と街開きが執り行われた。戴冠を果たしたのは、透き通る美しい羽を背中から生やした女性であった。彼女に後世つけられた2つ名は「建国王」。そう、この時、妖精種の国――「アグロンド王国」がここに建国されたのだ。
この国が進む道は妖精種による覇道か、はたまた万種の共和だろうか。それとも、滅亡の憂き目を見るか。
1つの国を主役に描く長編ストーリーをとくとご覧あれ。
「アリス編・第1章-ウェスーク復国戦争-」
妖精種の国――ウェスーク国。その豪族当主の娘であるアリスは、父の命令でこれまで住んでいた城から遠く離れた学院へと入学する事に。しかし、学院生活にようやく慣れてきた頃、父が戦死したという報せが彼女の元に届く。力を持たない彼女は、学院の魔法使いを集めた組織――「バルバリア魔法戦線」を結成し、父の仇討ちのため行動を開始する。
「アリス編・第2章-アグル=ダネア戦争-」
ウェスーク国の復国を果たしたアリスは、4年半に及ぶひと時の平穏を謳歌していた。しかし、その平穏はバルバリア島に襲撃してきた半魚種の民族――ダネア族によって終わりを迎える。海賊、対岸、2つの宗教、様々な外的要因に揉まれる妖精種国家群は果たしてどのような結末を迎えるのだろうか。