婚約破棄のため、聖女毒殺未遂の冤罪を着せられた公爵令嬢エリカ。
卒業舞踏会で突きつけられた毒瓶、脅迫状、目撃証言は、彼女の質問によって三つとも崩れた。だが王宮は、事件を「若者同士の私事」として収め、王太子を守ろうとする。
エリカが求めるのは復讐ではない。誰が命じ、なぜ公的記録を曲げようとしたのか、その責任を正式に残すこと。
文書院の貸出票、税調査の保留、学院の通行証――別々に残された記録が王太子執務室へ集まるとき、公開断罪は王国そのものを問う審問へ変わる。
魔法による真偽判定なし。復縁なし、新たな恋愛相手なし。記録と手続きで正式処分まで描く、全18話完結の法廷ミステリ型ざまぁ。
※自作短編「その断罪、証拠が三つとも嘘ですけれど――王太子殿下、最後まで証言なさいます?」 (https://ncode.syosetu.com/n3251mn/)の連載版です。第1〜3話は、加筆・再構成した内容です。第4話から、王宮での正式審問を描く新規展開となります。