――妹が破壊神だなんて、きっと何かの間違いだ。
世界の果ての飛翔神リフェイオスの町で平和に暮らしていたはずのフォスターは、父親の霊が宿った帯を額に巻いてから生活が一変した。
寝ている間に憑依され勝手に身体を使われる、死んでしまったためできなかった重大な役目を押し付けられるはめになる、など頭の痛くなることばかりである。
フォスターにはリューナという妹がいる。彼女は全く目が見えない。旅に出ていた父親が戻ってきた時に連れてきたのがリューナだ。リューナをフォスターに預け、父親はそのまま死んだ。
そのリューナが最近狙われはじめた。誘拐未遂が繰り返される。目的ははっきりしているが、誰が首謀者なのかはわからない。目的はおそらくリューナの封じられた力を狙ってのことだろう。
誰かが、静かにリューナを狙っている。
すみません、クトゥルフ神話とは関係無いです。
旅に出るのは6章「027
出発」からになります。旅に出てからは日常多めたまに本筋という感じです。
父親の過去編は12章「089
事件」から15章「143
最期」まで。過去の恋愛話は13章「102
遭逢」からです。ネタバレや伏線回収を気にしないなら過去編から読むのもありです。
「謎」の伏線を回収していくタイプの話です。まず過去編で少し回収。評価は「143
最期」まで読んでからでお願い申し上げます。
昔(2004~2009)同人誌で出していた漫画を小説に書き直したものです。もう既に無いホームページやガラケの頃にあった「マンガ☆ゲット」(もう無い)にも掲載していたので、もしかしたら読んだことがある方もいるかもしれません……。
「Solispia」様「B-NOVEL」様のところにも掲載しています。
タイッツーで「#盲目乃者」と検索すると昔描いたイラストや地図、世界設定など出てきます。下部にリンクあります。Xfolioにもイラストや漫画を載せています。