歌舞伎町の夜の街に潜むのは、正義を名乗る“殺し屋”たち。
彼らは国の闇を掃除する裏組織《ジャスティス》。
標的は、法で裁けぬ悪。
そんな世界に、一人の少年が足を踏み入れた。
名は――月野ヤヤ。
十七歳にして幻の闇の銃である「蜻蛉の銃」を操る異能の持ち主。
彼が放つ弾丸、イマジンバレットは、撃つ者の“想いや想像”を形にする。怒り、悲しみ、祈り――そのすべてが銃弾となって敵を穿つ。
相棒は、元ホストで煙草の火で幻影を生む借金男の東城カイトと異能の傘を操るセクシー美女の桃瀬レイン、そして花屋のとある謎の少女。
彼らの上に立つジャスティスのボス、天草キョウ。
それぞれが「正義」を名乗りながら、「罪」を背負って生きている。
裏社会を舞台に、闇と正義の境界線を彷徨う少年たちの群像劇――。
銃を取る理由が“憎しみ”なら、引き金を引く理由は“希望”だ。
これは、世界の裏側で正義を撃ち抜く“アウトロー”たちの物語。
彼らが撃つのは、人の命ではなく――人の心だ。