成り上がりの商家の娘ミカエラは、父親同士の取り決めにより、困窮した名門の伯爵令息イグナシオと結婚することになる。
しかし、初夜どころか結婚式直後、花婿は花嫁に言い放つ。
「私には真に愛する相手がいる。父に取り入り、金で伯爵家の名を買った商人の娘など、私は妻とは認めない。貴様のような卑しい女、顔も見たくない」………
ミカエラの生家の家訓は「お貴族様には逆らうな」。お貴族様たる夫がそう望むなら、彼女のやるべきことはただひとつ。
夫の言いつけを守る良妻となるべく、ミカエラの「家庭内別居」ならぬ「家庭内非可視ミッション」が今、幕を開ける。