没落した暗殺一家の令嬢ダリアは成り上がり伯爵ヘルマン・ウェルザーに嫁いだ。ヘルマンは商人の家に生まれたが、まるで未来を知っているかのように世の中を渡り歩いて、ついには選ばれし者しか抜けない聖剣の主となって戦争を終結に導いた英傑だ。不遜な男だが、ダリアは彼がしゅきだ。
しかし、夫は花嫁を迎えて開口一番に言いのけた。
「離婚しましょう、お嬢様。私は一年後に何者かに殺される運命なので」
「いやです」
こうして伯爵夫婦の新婚生活が始まった。
回帰した夫
x
ポジティブでマイペースな妻。
回帰前からの両片思い、記憶があるのは夫のみ。