ヒキニートゲーマーである高橋優太は、オンラインゲーム”アポカリプス・クロニクル”のプレイ中に命を落としてしまう。
死後どういうわけか天界でカミサマと出逢った優太は、異世界でゲームのデバッグを頼まれることになる。
なんとそのゲームは、その世界に確かに存在するキャラクターを操作できるものであった。
天性のゲーマーである優太は、武器熟練度システム、スキルポイントシステム、魔法盤などのゲームシステムを活用し、どんどんと攻略を進めていく。時間も忘れてプレイに没頭した結果、『一日中魔物を狩り倒す狂人冒険者』として名を馳せていくことになる。
■第1章 チュートリアル
東街リミナリで冒険者としての生活をスタートしたユウタ。
常識外の数の魔物を倒す彼は、順調に装備を整えていく。
そんな中、偶然知り合った錬金術師ローズマリーの依頼で、アンデッドの素材を集めることに。
モルティス旧墓地、アンデッドが蠢く禁忌の地。そこに足を踏み入れたユウタは、アンデッド大量発生の原因を調査するために来ていた冒険者パーティ”シルフォス”の面々とアンデッドを撃破していく。
丁度ゾンビを100体倒したユウタの前に現れたのは、「レベルドレイン」の能力を持つ上位の死霊種、ソウルバンシーであった。
窮地に陥るユウタだったが、この世界のバグともいえる仕様を発見してしまう。