西暦二〇一六年七月。
「な───何だこれはっ!?」
高校生、汐倉真昼は突如異世界に召喚された。
剣道部の部室で部員達と共に召喚されたはずが、なぜか一人だけ。
他の部員は探せども見つからず、代わりにいたのは他校生の男女二人。
召喚された三人は勇者と呼ばれ、魔王が君臨する敵国ギルナクスを討つ協力をしてほしいとほぼ脅迫とも取れるお願いをされる。
「隠さなくていいんだよ───僕は祝福するから安心してくれ」
「僕分かってます感出してるけどお前、全然分かってないから。最初から最後まで全部間違えてるから」
「真昼君!
照れなくていいのよ!
私達、昨日の夜あんなに肌を重ねた仲じゃない!」
「は、肌ァ!?」
「肌っていっても手だろうが!
誤解を招く言い方するな!」
見知らぬ土地にて短期間で絆を深める三人だったが、この国で全てを無に返す出来事が起こる。
それならばなぜ自分らが召喚されなければならなかったのか。
「そんな現実、認められるか……っ!」
理不尽と不条理に見舞われた真昼の憎悪が世界を巻き込み、召喚国カルメロルツに牙を剥く。
※上記は仮です。いい感じのあらすじが浮かんだらそっちに変えます。