山中康市43歳は個人経営のルート配送業を営んでいた。いつもと変わらぬ日常を送っていたところ、昼食後に体調不良になり路肩に車を止め意識を失う。
次に目が覚めたのは見知らぬ森の中で、格好も覚えのない洋服を着ている自分に驚く。そこから彼は立ち上がり少し歩いた場所で見た、馬車に現実を疑いつつも声を掛ける。
親切な馬車の馭者は話の通じない康市を、近くのアー町の冒険者ギルドに行く。アーの町の親切な人々に見守られながら、この世界を知りさらに今度は使われる立場ではなく、使う立場になろうと決め冒険者として一歩を踏み出した。
これは訳も分からぬまま異世界に迷い込んだおじさんによる、立身出世の物語である。