気づいたら死んでた。
なんのドラマもなく、女っ気もないまま、社会人として静かに終わった俺の人生。
……で、次に目覚めたら、
黒髪巨乳美少女「白河ユウリ」になっていたんだが?
成績優秀・運動万能・スタイル完璧。
どう見ても勝ち組の未来しかないチート設定。
しかし俺の目の前には、
“前世の俺”がいた。
名前は佐藤ナオキ。
見た目は地味、反応は鈍い、存在感は薄め。
どう見ても、あの頃の俺だ。
こいつをこのままにしといたら、おそらく俺と同じ人生を歩んでしまうだろう。
女っ気ゼロ、彼女ゼロ、青春イベントもスルーだったあの人生を。
そんなの、あんまりにもかわいそうすぎる。
だったら――俺が、このSSR級美少女の身体で、
全力で甘やかして、幸せにしてやるしかないだろ。
これは、超絶美少女になった俺が、前世の自分を幸せにする話。