魔法もスキルも女の子も、どうせ全部ほしいんだろ?
だったら遠慮すんな。これは“欲望まみれ”の成り上がり!
「肉を食わせろ!それが俺の人生の第一歩だった」
転生して目が覚めたら――そこは、肉どころか麦粥がごちそうな村た。
しかも俺、三男坊。特に強くもなく、特に目立つこともなく、ただただ“何者でもない”。
……でも、腹は減る。
麦粥ばっかじゃ、もう無理。
「うまい肉が食いてぇ!!」
――それが、俺ルクスの“本能まかせ”な冒険の始まりだった。
狩りに出て、魔法を覚え、スキルをひたすら習得。
気づけば、村じゃちょっとした有名人。子どもで最強? ありがとよ。でもそれじゃ終わんねぇ。
もっと強く、もっと自由に、もっと……うまいモンを喰うために!
「欲望のままに突っ走って何が悪い!」
我慢ばっかだった前世をぶっ壊す。
そして今世では――かわいい女の子にもモテたい!
喧嘩っ早くてまっすぐな金髪の美少女、
癒し系だけどどこか不思議な見習いシスター、
クールで綺麗なお姉さん。
なぜか俺のまわりには、ちょっと手強いけど、やたら魅力的な女子ばっか集まってくる。
……いや、楽しいけど!? これはこれで悩ましいぞ?
これは、肉から始まって、女の子たちに振り回されながらも――
最高にワガママで、最高に痛快な成り上がり冒険譚。
――何者でもなかった俺が、世界を喰らう。