距離バグ幼馴染のビーとシャイナ。
誰よりも近くて、誰よりも遠い。
世界さえ、二人を引き離そうとする——
それでも二人は、互いを選び取る。
ビーは無愛想で冷静、戦いの腕も立つ。
しかし、自分のせいで誰かが傷つくことをひどく恐れ、そのためなら自分を危険にさらすことさえためらわない。
そんなビーを、シャイナは放っておかない。
無茶をすれば止め、先へ行こうとすれば隣に並び、当たり前のようにその手をつかむ。
「一人で行くなって言っただろ」
「……悪い」
あるとき、窮地に陥ったビーの内から、かつて夢で見た「黒」が姿を現す。
敵を蹂躙し、ビーの意識さえ侵していく、正体不明の力。
ビー自身にも制御できない黒は繰り返し現れ、自分が何者なのか、その存在さえも揺さぶっていく。
そのたびに、迷わず手を差し伸べるシャイナ。
けれど、その手を取り続けていいのか——ビーは、それすらも迷ってしまう。
これは、世界に引き裂かれようとも、何度でも互いの手を取り直す二人の物語。
※毎週水曜日・土曜日 16:50更新予定です。
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