「せんせ、いつかわたしを見つけてね」
集団児童失踪事件の容疑者とされ、青年は"名前"を奪われたまま、危険と紙一重の捜索を続けていた。
だが、渾身の足掻きも潰えて焼死を待つ寸前、その身は現世から剣と魔法の"二重"異世界『シースーア』へ転移する。
――目覚めれば、迷宮の支配者に。
使役するのは、倒した敵の力を"因子"として奪い、解析し、進化・分岐していく<エイリアン>達。
「『エイリアン』が眷属ってどういうことだよ!?」
「きゅぴぃ?」(つぶらな瞳)
原生生物を、魔獣を、魔法使いや超常の力を持つ部族達さえをも打倒し、その力の源を取り込むことで、様々なニッチと役割を担うような独特な生態系を迷宮の中に構築していく<エイリアン>達。
彼らを駆使し、仲間を増やしながら、失われた名前と過去と「大切な探し物」を見つけるためにこそ、野心と野望とちょっとしたマッドサイエンティスト的好奇心を添えて"エイリアン窟"は勢力を拡大していく――
【人世】では、失われた名前と少女の痕跡を追い求め、諸国を探索・侵掠するための暗躍を。
【闇世】では、認識が世界を書き換えるという狂気をこそ是とする他の『迷宮領主』達を相手に、血みどろの迷宮抗争を繰り広げながら。