うどんの国サヌキの姫が糖尿病で倒れてしまったため、影武者として冷酷無比と恐れられる海賊兼皇帝ムラカミの城へ送られた侍女のツユ。「醜女の私が妃なんて無理!」と叫ぶも王命には逆らえない。
皇帝は二人の初めての食事で、高級な海の幸ウニに庶民の雑草ほうれん草を合わせた料理を出してくる。
少しでも庶民の顔を見せたら影武者だとバレて処刑される極限のパニックの中、ツユは口に溢れる唾を必死にこらえて叫んだ。
「こんな下品な食べ合わせなど高貴な私への侮辱です!」
自らの首を絞めかねない大見得は、しかし皇帝を大いに笑わせた。