『君が勇者になるならば、僕は裏から世界を統べよう――』
義侠心に溢れるお人よし、容姿端麗で文武両道――絵に描いたような『主人公』、天塚晃司。その親友である都築裕也は、晃司の腰巾着と思われていた。
けれど、それは見せかけの姿。裕也こそが晃司を『主人公』へと飾り立てた張本人だった。
ある日、二人を含むクラスの面々は、突如として異世界へと召喚されてしまう。
しかし、裕也と彼の傍にいた武村エリの二人だけは、他の面々とは異なる場所へと呼び出されてしまったのだった。
そこは、古の技術で造り上げられた工房。その圧倒的な力を掌握し、裕也は決意する。この世界を裏から牛耳り、晃司ためのの舞台を作り上げてみせると。
これは魔王すらも踏み台に、世界を裏と表から踏破するピカレスク・ストーリー。