※幸せな展開は少なめです
※暗く鬱屈とした話が続きます。味方側も死にます。ご了承お願いします。
主人公が武器である女の子に恋をし、出会ってしまったことから始まる絶望の連鎖。契約者となってしまったことにより、日常から非日常へと変わっていく世界で沢山のものを失っていく。その時、武器に何を思うのか。
貴族の三男『ロージス・グレンバード』は家のことは親や兄2人に任せ、普段から遊び呆けている。両親も兄達もそんな俺を見て小言は言うが大切にしてくれている。
在る時、奴隷商が引き連れていたのは一人の可憐な少女。奴隷商はその少女がアーティファクトと呼ばれる武器であるという。アーティファクトは感情を持った武器。
その日の夜、奴隷商を捕まえにグレンバード家が動く。不純な動機で彼女を救おうとするロージスだが死にそうな目に遭う。それを覆す一手は彼女と契約をすることだけだった。
アーティファクトと呼ばれる少女―リーナと契約をしたロージスの手には燃え盛る炎の様な刀身の一振りの剣だけが存在していた。
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