「俺が手を貸そうか?」
実の父に愛想を尽かし、伯爵家を出て自由を得るためにアカデミー卒業を目指していたクロエ。
だが卒業前、三年間こき使われてきたビビアンに阻まれようとしていた。
そんな時に助けてくれたのは、顔を合わせれば口喧嘩をしていたノアだった。
これ以上我慢はしない。なかばやけっぱちでノアの手を取り納得してサインしたはずの契約書はなんと婚姻書で……。
「聞いてないんですけど!?」
「言ってはいないがここに書いてある。これからよろしく、俺の花嫁」
我慢してきた令嬢が隣国で自由を得て才能が花開き、ブレイク家の嫁として名を馳せる。