世界を知る旅は、やがて運命そのものと対峙するものへと変わっていく。
一度目の生を終えた青年が目覚めたのは、断崖の巣。
純白の鱗を持つ「風竜」として、新たな命を得ていた。
母竜に育てられ、空を舞う穏やかな日々。
しかしその幸福は、人間たちの手によって奪われる。
最愛の存在を失い、深い悲しみと憎しみを抱えたまま、
彼は長い時を孤独に過ごすことになる。
そして、百年。
燃え盛る感情は静かに燻りへと変わり、
残ったのは、問いだった。
「俺は、何のために生きるのか」
母の遺した言葉に導かれ、主人公は再び空へと舞い上がる。
それは復讐のためではなく、世界を知るための旅の始まりだった。
やがて出会うまっすぐな勇者、王女、
種族壁を越えた仲間たちの絆は、彼をただの竜から「世界の守護者」へと変えていく。
そしてその先に待つのは、
世界の在り方すら揺るがす、大いなる運命。
剣と魔法の王道ファンタジーから幕を開けた物語は、数百年、数千年の時をこえ、やがて星の海すらも巻き込む大いなる運命へと繋がっていく。
これは、孤独の中で生きてきた一匹の竜が、
風のように世界を巡りながら「生きる意味」と「守る理由」を見つけていく物語。
【作者より】
ずっと自分の手で小説を書きたいと言う思いがあり、今回筆をとりました。
異世界転生の王道な展開から始まりますが、自分が一番「書きたい」と感じた物語を精一杯形にしています。
また、毎日数話ずつの更新を目指して投稿していく予定です。ぜひ、お気軽にエピソードを覗いてみてください。
本作品は、時代と共にステージが塗り替えられていく【全九部構成】の長編連載を予定しています。
現在は第二部の中間まで投稿済みです。
長く楽しみたい作者の欲で、後半はかなり大胆にジャンル横断していきます!