ある日、今住んでいる世界が大好きな乙女ゲームの世界と同じだと気付いたソフィア。自分の役柄は、悪役令嬢。
そのゲームは主人公が力に目覚め、魔王を倒さなければ、国が滅亡してしまうという物語だった。
魔王を倒すには、主人公が攻略対象者の好感度を上げ、力を借りなければならない。
そして、主人公と攻略対象者との出会いは、大抵悪役令嬢に意地悪されているところ。
「つまり、大好きなゲームの憧れの主人公に意地悪しなくちゃ国が滅亡…!?」
国を、大好きなゲームキャラたちを守るため、ソフィアはゲームのシナリオ通りに悪役令嬢を演じる。
「何でゲームの記憶が甦ったの…。全然意味ないよぅ」
えぐえぐと影でこっそり泣きながら。