気づけば、公爵夫人に転生していたエヴァルシア。
「弱魔力」として貴族社会の片隅に追いやられ、公爵家との政略結婚を受け入れるも、穏やかに静かに生きるつもりだった。
けれど、彼女の持つ“魔力暴走を癒す力”が公爵家にとって必要不可欠なものだと判明し、状況は一変する。
さらに、冷徹なはずの公爵・アスティンは、なぜか彼女にだけ甘く、執着するようになっていき――?
「お前は俺の妻だ。だから、全部俺に委ねろ」
「……そんなに甘やかされたら、落ち着かないわ」
そっと触れる指先も、耳元で囁かれる言葉も、どこまでも優しくて――。
穏やかに過ごすどころか、公爵の溺愛が加速していく日々に、戸惑いながらも心が揺れ始めるエヴァルシア。
これは、魔力暴走を癒しながらも、公爵の愛に包まれていく、じれったくも甘い物語。