「多属性ではありますが……いわば、初級までが限界の逸材ですね」
目が覚めたら、異世界。
貴族の子どもとして生まれ変わった俺の評価が、それ。
中級魔法も、上級魔法も撃てない。
才能は――底辺の初級魔法まで。
剣もない。
派手な魔法もない。
あるのは、前世が“凡人おっさん”だった経験と、
地味で堅実な生き残りの知恵だけの現代感覚。
落とし穴、光る石、悪臭袋。
生活魔法や便利魔法として初級魔法を組み合わせ、作り上げる。
「戦えないはずの俺でも勝てる戦場」。
いつの間にか、
ギルドも、街も、家族も、冒険者も、商人も――
俺を頼るように。
ちょっと変な魔法と、ちょっと変な線が少しずつ無双していく。
前世モブ寄りの元おっさんが、
初級魔法“だけ”で異世界を生き抜き、
地味に、賢く、そして一歩ずつ確実に成り上がっていく。
少しだけほのぼの、ギャグあり。世界観・戦闘描写はできるだけリアル寄りにしてます。チート能力ではありませんが、少しご都合主義です。
地味だけど、主人公はそれなりに活躍し、成長します(たぶん)