深い森の奥で古の神々を崇めて生きる数多の部族は、互いに血を流し合いながらも、混沌から這い出る怪物に抗うため、戦いに身を捧げる集団〈境界の守人〉を組織する。
その最前線で戦い続ける青年は、神々の悪意が染みついた原生林から抜け出す道を探していた。しかし、罪人、戦闘奴隷、没落貴族――寄せ集めで構成されたこの組織の内部には、彼の存在を疎ましく思い、密かに排除しようとする者たちがいた……
逃げ場のない森で、敵は怪物だけではない。青年は、神々の呪いと人の悪意が渦巻くこの地獄で、生き延びる術を探し続ける。
第一部完結しました。