名門ウェスティニアーナ学院に通うマチルドは、新聞作りが趣味の地味な令嬢だ。
いつも学院のサロンで、四人の友人たちとお喋りに興じている。
そんな彼女の不満は、ウェスティニアーナが国内で『二番手校』呼ばわりされていることだった。
ライバル学院に勝ってトップ校を目指そうとするマチルドと仲間たちは、王太子をウェスティニアーナに入学させようと企む。
だがそれがきっかけで、マチルドは王室に渦巻く陰謀に巻き込まれていく。
どうやらそれは、十年前の王室スキャンダルと関わっているらしい。
謎を解き明かそうとするマチルドを、次々と危険が襲う。おまけに、仲間たちとの友情まで危うくなり……。
そんなマチルドに手を差し伸べたのは、天敵だったライバル学院の男性で!?
恋と友情の狭間で揺れる令嬢の、青春ミステリー。逆ハー要素あり。
※アルファポリス様にも掲載中。
※実在の人物、団体等とは一切関係ありません。