かつて王国異端討伐隊第七席だったアシュ・ヴァレンは、
王国の命によりひとつの村を焼いたその日から、
赦されることのない罪を背負って生きている。
その罪を抱えたまま、ただ生き延びるように旅を続けていた彼が出会ったのは、
教会と王国の双方から狙われる、神子候補の少女フィアナ。
彼女を見捨てれば、それで済んだはずだった。
それでもアシュは、見捨てることができなかった。
追手、異端、加護、そして灰祈りの村に眠る過去。
これは、赦されない罪を背負った男と、
世界に差し出される運命の少女が、
それでも前へ進むことを選んだ物語。