三百年前、世界を救った「秩序の神」奏太(そうた)。
その正体は、不老不死の宿命を背負った「元・人間」の青年だった。
「普通の人間として、穏便に調査をしたい」
そう願って闇に蝕まれた「鬼の世」へお忍びで潜入した奏太だったが――彼を守る眷属(部下)たちの献身が、あまりにも重すぎた!
「主はひ弱だ。私の目の届く範囲から出るな」(護衛・亘)
「敵は社会的に抹殺します。教育的指導として」(商会長・巽)
「我が君、お説教です。五時間コースで」(妖界の側近・燐鳳)
最強の従者たちに囲まれ、今日も奏太は鳥籠の中(物理)。
そんなある日、奏太の持つ「陽の力」を狙う不穏な影が忍び寄り――?
護衛は厳重、調査は進まず、日の力を狙う敵には執着される。
神様の威厳ゼロ!?
胃痛だらけの神様と、彼を護る従者たちが織りなす、闇祓い和風主従ファンタジー!
※ カクヨムで公開中の『過保護な護衛に怒られながら、秩序の神は鬼の世の闇を祓う』と同一作品です。