俺が望んだのは美少女奴隷に囲まれて送る、甘くてだらしないハーレム生活!
そのはずだった……
手に入れたのは、心に深い傷を負った二人の美少女奴隷。
獣人のリリアーヌとエルフのセシリア。彼女たちを癒し甘やかして、理想のハーレムを築く……そんな甘い夢を見ていた。
しかし彼女たちは、ただのか弱い奴隷ではなかった。
一人は、超人的な身体能力で敵を粉砕する最強の女獣人。
もう一人は古代の魔法を操り、あらゆる障害を跳ね除けるエルフ。
そして二人が共有する目的は、ただ一つ――自分たちの全てを奪った者たちへの「復讐」。
危険な復讐など忘れて、平和なスローライフを送ってほしいだけ。その一心でついた嘘や、その場しのぎの言い訳が、なぜか彼女たちには「全てを計算し尽くした完璧な作戦」と勘違いされてしまう!
「さすがです、ご主人様!
この一手で、我々の復讐は大きく前進しますね!」
(いや、ただピクニックがしたかっただけなんだが……)
俺の意思とは裏腹に勘違いは加速し、俺はいつしか「伝説の指揮官」に祭り上げられていく。海賊ギルドを潰し、富豪商人を味方につけ、俺たちの復讐計画は、やがて国家転覆という壮大な革命の渦へと発展していく。
だが彼女たちが過去の悪夢にうなされる姿を見た時、俺は決意する。
俺のハーレム計画は、今日、この瞬間、彼女たちを本当の笑顔にするための「復讐計画」へと変わるのだと。
最強の奴隷たちに「伝説のリーダー」と崇拝され、復讐に加担することになってしまう。
果たして勘違いから始まった戦いの先に、安楽なハーレムは待っているのか!?
これはただ奴隷ハーレムを夢見ただけの男が、最強の奴隷たちに勘違いされ続け、不本意ながらも英雄への道を突き進む物語。