現実の世界に息苦しさを感じていた、中学生の少年の東屋誠(あずまや まこと)。
太った体と人の視線という現実から逃避するように、彼は眠るたび、夢の世界で別の姿になる。
夢の中の彼は、金髪の美少女として人に頼られ、優しくされ、少しだけ前を向けていた。
そして不思議なことに、夢の中でやった運動で、現実の体も少し軽くなっていく。
夢と現実を行き来しながら、誠は少しずつ変わり始める。
走ること。人を助けること。誰かと話すこと。
これは、夢の世界で『別の自分』になった少年が、現実の世界でも、もう一度自分の足で立ち上がろうとする物語。
※序章と35話で完結します。