何処にでもいる平凡な少女──ラズリは、ある日突然見知らぬ男達に捕らえられ、故郷の村から連れ出された。
訳が分からず呆然とするラズリの前に現れたのは、とんでもない美貌を持つ魔性の青年──奏──で。
彼はラズリに一目惚れをしたと言い、行動を共にするようになる。
けれど、行く先々でラズリは狙われ、何故か他の魔性からも干渉を受け始める。
普段飄々としながらも、決めるところは決める奏のおかげで毎回事なきを得るが、狙われる理由がまったくもって分からない。
特段可愛いわけでもない、外見も中身も平凡としかいえないラズリが、どうしてこんなに狙われるのか?
アルファポリスさんでも投稿しています。
前半部分のみあちらは前作『天涯孤独……』を引き継いでいます。
若干展開が違いますが、気になるかたは是非。