回廊国家アルトフェン王国。
十三年前、王宮から消えた第二王女クロエは生きていた。
月の魔女セレネに拾われ、森で錬金術と魔法を学び育ったクロエは、
ある事件をきっかけに王家と再会する。
だが、王女として生きる気はない。
選んだのは、王都の下町で錬金術師として暮らす道。
表向きは「病弱で静養中の王女」
実際は、アトリエでポーションを作り、トイレや冷蔵庫まで自作する生活力の塊。
護衛騎士アークは真面目で優しく、
財務官僚ジルベールは理知的で少し不器用。
さらに、やがて現れる帝国第一皇子。
国と恋、どちらも簡単には選べない相手。
錬金術師としての日常。
非常勤王女としての責任。
そして、少しずつ近づく恋の距離。
これは。
「王女であることを言い訳にしない少女が、自分の人生を選ぶ物語」