【百合作品ではありません】
伯爵令嬢のミューズは、とある出来事から「穢れたビスクドール」と呼ばれ社交界で疎まれている。同性の友人は少なく、彼女に近づく異性は1人としていなかった。
ミューズは結婚適齢期を過ぎているものの、恋愛も結婚もするつもりがない。彼女は「結婚して子どもを産む」という貴族女性の義務から逃げ続け、家を出る覚悟で作家になるという夢を追っていた。
だがそんな抵抗も空しく、とうとう両親の圧に負けて結婚相手を探すべく、パーティーへ行くことに。
そこで出会ったのは若き公爵・ノア。
彼もまた独り身で、「公爵家で受け入れた孤児たちの母親役を務められる結婚相手」を探していた。
「夢を追うことを反対しない人なら結婚相手は誰でも良い」と言い放つミューズに、ノアは契約結婚を提案する。
とんとん拍子で進んだ婚約。公爵家での生活が始まっていく。
果たしてミューズは「大家族の母親」を務め、夢を叶えることはできるのか———?
そして、2人は封じられた過去から始まっていた運命に翻弄されていくのだった。
これは訳アリな2人が手を取り合い、己の道を拓いていく、近代貴族社会×ロマンス×ヒューマンドラマ
※一部百合要素あり(メインCPではありません)
【注意】
本作には、暴力・犯罪・虐待・死・差別など、読者の方によっては強い不快感やトラウマを想起させる描写が含まれます。
これらの表現は、いかなる暴力・犯罪・差別行為を助長・肯定するものではありません。
フラッシュバックの心配がある方は、無理をなさらず、ご自身の心の安全を最優先にお読みください。