儀礼魔力を測る王宮教育式で、第八王子ノエルは「魔力ゼロ」と宣告され、北の冷遇塔へ移される。だが前世で過労死した監査係だった彼にとって、会議も夜勤もない塔はむしろ天国だった。唯一の問題は、塔の子供従者たちが寒く、空腹で、眠れていないこと。ノエルは配膳表と薪札を読み、儀礼用に眠っていた“余剰”を温かいスープへ戻す。これは怠けるための改革である。昼寝時間を守るため、無能王子は王宮の無駄手順を一つずつ生活へ返していく。
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