冒険者レオンは、所属していた勇者候補パーティーから追放される。
理由は単純だった。
「お前、魔力を渡すだけじゃん。戦えない無能はいらねえよ」
だが、捨てられたレオンを拾ったのは、王国最強の美少女騎士団《白銀の聖騎士団》だった。
彼女たちは魔獣討伐の後遺症で、全員が深刻な魔力枯渇に苦しんでいた。どれほど高価な魔石も、宮廷魔導師の治療も効かない。そんな彼女たちに、レオンの魔力だけが奇跡のように馴染んだ。
「待って……あなたの魔力、温かい……」
「団長、顔が赤いです」
「う、うるさい! これは魔力循環の影響だ!」
役立たずと呼ばれた青年は、実は美少女騎士たちにとって唯一無二の聖魔力源だった。
一方、レオンを追放した元パーティーは、彼の魔力補助を失ったことで急速に崩壊していく。
これは、無能扱いされた青年が、美少女騎士団に必要とされ、守られ、甘やかされ、やがて王国を救う最重要人物へと成り上がる物語である。