魔法がうまく使えない劣等感の中、父と継母の駒として生きてきたネイトは十九歳で命を落とした。
しかし、目覚めるとなぜか時間が戻っていて、ネイトは五歳から人生をやり直すことになる。
両親は離婚する寸前。実母からは無能を理由に怒りをぶつけられる。前回と同じ状況に、希望など持てるわけもない。
ところが、実母と一緒に階段を転げ落ちたあとから流れが変わり出す。
関心なんてなかったはずなのに、気が付くと実母がネイトを見ている。それも、憎しみのこもった目ではなく、愛情たっぷりの眼差しで見守るように。
ふたりでのお出かけなんて一度もなかったはずでは?
(なぜ俺は餌付け状態に陥っているんだ。もう食べられない)
剣術を教えてくれるだって?
(っつーか、どっちかっていうと俺が教えてない?)
親子の仲を深めたい……だと?
これはなんの罠だろうか。
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