右足を失った事で冒険者を辞め、錬金鍛冶師として生きる事になった俺は、中央都市「ミスラン」にある小さな鍛冶屋を受け継ぐ事になってしまった。
これからは旅も冒険もせずにこつこつと、鍛冶屋のおっさんとして細々と生きて行こう……
などと(少し悲観的な気持ちで)思っていた俺だったが、あれよあれよと客がやって来るようになって──
元々は地球で暮らしていた織田西歩(おだにし・あゆむ)。彼は魔術や錬金術などを学ぶ、風変わりな男だった。ある日、彼は別の世界へと転移させられてしまう。
そこは混沌の中に浮かぶ、浮き島のような奇妙な世界だった……
巻き込まれ系の錬金鍛冶職人が冒険者達の為に奮闘する物語。
世界が残酷でも、人が温かければいいじゃない。そんな内容です。(たぶん)
一話一話を短い物(2000字前後──長いと3000以上)にしているのでお気軽に読んで頂きたいです。
(あえて漢字を多用して書いているので、「漢字の勉強をしながら読める小説」とか思いながら読んでもらえるとありがたいですね──ルビは振ってあるので、読み方が分からなくても大丈夫!)
☆HJ小説大賞2021で第二次選考(54作品)に選ばれました!☆
最終章(予定)の第十章開幕。
オーディスワイアとレーチェの関係はどうなるのか──?