第六条 夫婦は、夕食を共にとること。
第七条 夫は討伐に出る前夜、必ず妻の顔を見てから出ること。
第八条 祭りの間、妻は夫の隣を離れないこと。
真実の愛を理由に婚約破棄された子爵令嬢オリヴィアは、「氷壁の辺境伯」ジークハルトと一年限りの白い結婚を結んだ。
形だけの夫婦のはずが、無口な夫は契約書の条文を増やし続ける。
一方、彼女を失った元婚約者の侯爵家は、浮気相手の浪費と嘘にまみれて破滅への道を転がり落ちていく。
そして迎えた契約満了の日、夫が差し出したのは二通の書類だった――。
(全18話完結)
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