「見目麗しい男に情熱的に口説かれ、溺愛されたい」
それが、”業火の鬼姫”として世に恐れられる戦姫・蓮音の夢だった。
ところが彼女に届いたのは、仇敵である帝国の皇帝・昇昊からの求婚状。しかも皇帝は人質を盾に、婚姻を強要してきたのだ。
「おのれ、昇昊! 男だったら正面から勝負しろっ!」
そう息巻き、嫌々ながらの帝国への花嫁道中。
そこで出会ったのは、美貌の男だった。花や高価な装身具を贈っては、甘い言葉をささやいてくる理想を絵に描いたような男の正体は、第三勢力・開国を統べる「漆黒の魔王」だった。
敵国皇帝との政略結婚か。それとも溺愛してくる魔王との恋か――。
やがて蓮音は、大陸を揺るがす陰謀と戦乱へと巻き込まれていく。
中華風の大陸を舞台に繰り広げられる恋と陰謀の三角関係ファンタジー。
第1章 鬼姫の花嫁道中
第2章 鬼の後宮妃
※ 日曜日、火曜日、木曜日午後6時に更新予定です。