孤児の少女ミラは、「探索者」として毎日食うや食わずのギリギリの生活を送っていた。探索者とは「探索者ギルド」に所属し、求められれば人でも物でも何でも探す事を生業にする人の事だが、駆け出し探索者であるミラは街の北側に広がる「巨木の森」で何か価値のありそうな物を探して拾って売る毎日。1日でも休めばその日食べる物が無い。そんな生活に危機感をいだきつつ何も出来ないミラ。そんなミラにある日突然、「魔法使い」になるという選択肢が発生する。迷わず飛びつくミラ。そして単調で瀬戸際な毎日は豊かで危険に満ちた日々へと一変する。果たしてミラは生き残れるのか。
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