「……公爵、これ二重計上ですよ」
たったその一言が、公爵とバチバチにやり合う羽目になるなんて聞いてない(泣)
僕はただ、妹(天使、マジ天使)とタルトを食べて一生寝ていたいだけなのに!
前世は、数千人の年末調整を処理中に憤死した社畜経理マン。
今世は、ぐうたら王子の僕。
望みはただ一つ。「一生不労所得」で、最愛の妹と遊び倒すこと!
なのに、前世の「職業病」がそれを許してくれない……。
「僕の生活費(タルト代)を削る奴は、監査(じごく)の時間だ!」
【ただの「事務処理」が、伝説になるまで】
・証拠隠滅で捨てた剣が、伝説の聖剣として勇者を選ぶ。
・妹と散歩した場所に、なぜか「道の駅」が爆誕。
・ただの「書類不備」の指摘が、腐敗貴族を焼き払う「神の裁き」に誤訳される。
【そして、500年後の僕の評価】
『彼は国を歴史から消し去った――史上最悪の愚帝である』
……あれ?
本人は必死に手を抜いて、保身に走っていただけなのに。
無自覚に世界を救(こわ)してしまう、不本意な内政無双コメディ、開幕!
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3/31変更:旧題「ぐうたら王子の「救国」は誤訳です 〜保身のための事務処理が、伝説の国家改革になるまで〜」